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本と活字の不安定で儚いうたかたの日々を書き記して、ゆくのです。
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データ化してみることにした
モウだめぇぇっと、本棚が爆発したので仕方なくスキャナーを使って雑誌のデータ化を始めた。特にWEBに載せるわけではないので著作権は大目に見てもらう。

対象は以下の雑誌

・サライ・・・バックナンバーからすべて
・編集会議・・・花田編集長時代の面白い特集
・Pen・・・文房具の特集

朝8:30出勤、23:00帰宅からの作業なのでライフワークになりそう。
1日30分を続けなさい。。。まさにこの本のとおりだ。

雑誌をバラさらないといけないので少々気が引ける。
本のはなし / comments(0) / - / ぱんた /
泣いて雑誌を斬る
もういい加減に部屋の底が抜けそうな予感がしてきたので雑誌を処分することにする。
とは、いえ必要なものばかりなので困っている。
一番スペースをとっているのは『サライ』。
抜けはあるけれど創刊当時から買っているので小山が2つ。

机の奥に突っ込んでいたのが倒れてきてとうとう我慢ができなくなくなったところに
一月ぶりに掃除の神様が降りてきた。
いらなくなった機関紙(波とか本の話とか)を括って
サライの山へ。

どの号も捨てがたい。けれども読みたい特集が保存できれば後はいらない。
切るのも忍びないのでコジマ電気へ行く。

買ってきた。
今までのプリンターも印刷だけなら使えなくはないけど
これはスキャナー、コピー、プリンター、赤外線印刷ができる。
すごいねぇ。ちょっと知らないうちにプリンターも進化しているのね。と感心しつつ
少しずつ電子化をしてゆく次第。

終わった後のサライの処遇が思案のしどころだが
図書館に寄贈しても断られるのがオチだし、オークションなんか
めんどくさいし・・・

古紙に出すのはセツナイしなぁ。
本のはなし / comments(0) / - / ぱんた /
なんとのんびりした旅であることよ

『五足の靴』 五人づれ著 岩波文庫
五足の靴が五個の人間を運んで東京を出た。五個の人間は皆ふわふわとして落ち着かぬ仲間だ。・・・冒頭より引用

文庫本で110ページほど。しかも詩や俳句も多く引用しているので改行も多く実質100ページ弱のこの作品がとにかく面白い。読んで4〜5日は大変愉快な気分だった。

この作品は明治40年8月7日〜9月10日まで「東京二六新聞」に紀行文として連載された。旅行先は九州の長崎、平戸、天草、柳川、大牟田(三池炭鉱)、熊本、阿蘇山を回り最後に山口県徳山(今の周南市)で終わる。実質、旅の始まりと終わりは筑後柳川(表記は柳河)。すなわちまだ没落する前の白秋の実家である。

実はこの作品を読むまでこの五人が連れ立って旅をしたことすら知らなかったので、本棚から『新潮日本文学アルバム 北原白秋』を出して略年譜を繰ってみると明治40年(1907)・・・夏、寛・勇・木下杢太郎・平野万里を郷里へ招き、天草など西九州を巡遊・・・確かにあった。見落としていた。当時の写真として連載開始日の新聞紙面や福岡西公園で福岡県文学会会員と撮ったものが出ている。これも見落としていた。

この作品は全く高尚ではなく、例えればブログに近い。海の中道で砂の丘を転がり落ちて遊ぶ、長崎の時化で船酔いする、杢太郎が暴走して山中で迷う、阿蘇山の噴火口で腰を抜かす・・・など暇がない。
そしてものすごい名文ぞろいでもある。
五足の靴は驚いた。東京を出て、汽車に乗せられ、汽船に乗せられ、ただ僅に領巾振山で土の香を嗅いだのみで、今日まで日を暮したのであった。初めて御役に立って嬉しいが、嬉しすぎて少し腹の皮を擦りむいた。(十二、大失敗)

かくて街衢は紅き灯に
三味もこそ鳴れ、さりとては
天草一揆、天主堂、
『パアテルさんは何処に居る。』(同)

柳河は水の国だ、町の中も横も裏も四方に幅四五間の川が流れて居る。それに真菰が青々と伸びている、台湾藻の花が薄紫に咲く、紅白の蓮も咲く、河骨も咲く、その中を船が通る、(二十三 柳河)


全29回。匿名記事として書かれているがその五人連れの内訳は、前述のとおり与謝野寛(K生)率いる新詩社(明星)の同人であり・平野万里(B生)・太田正雄(後の木下杢太郎、M生)・吉井勇(I生)そして、北原白秋(H生)である。その五人が輪番制(順不同)で記事をあげてゆく形式なのだが、一部を除いてどれを誰が書いたかの特定は難しい・・・いや、そんなことよりこの三十台の寛を除くと後は学生そこそこの5人がそろって旅をしたことが奇跡のような出来事なのだ。
この旅が終わった翌年白秋、正雄、勇らは方向性の違いから新詩社を脱退し、明星はついに100号で終刊する。いわば詩壇が大きく動く前年、燃え尽きる前の蝋燭が一際輝くような、そんな作品である。
もちろん、ここから新しい時代が、始まる。
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国際ブックフェア07
東京国際ブックフェアに行く。
毎年恒例行事で目的は情報収集と人的交流・・・なのだが、今回も平日に出られるほど甘くなかったので土曜日に行く。なんとか平日に行って仕事の話をしたいのだが今年も叶わなかった。
思ったとおり一般客でごった返している。なんか毎年来場者数が増えているような気がする。すごい。会場も比例して巨大化している。

すでにブックフェア=即売会の位置づけであり、実際どこのブースでもほぼ全品2割引きであることを一般客は知っているのでこの状況なのだが、特に国文・歴懇・復刊8社の本が安く買えるのは大きい。哲学・歴史・文学書が見ているそばからビュンビュン売れてゆく。ここだけが集中レジでキャットまで備えてあるところを見れば客単価の大きいことが伺える。たかだか2割引きでもここまで売れる。文化の値引きと安っぽく言うなかれ。ここで買われた本が回りまわって多くの人の目に触れて影響を及ぼせば読書の裾野が広がるのだ。再販だのナンダのうるさいことを言うな。ここは神社の参道と同じくある時期だけ生まれるお祭り広場だ。

知っている方も結構いらしたが、一般来場者の応対でてんてこ舞いなので隙を狙って挨拶のみ。仕事の話はまた今度。
来年は極力平日に来ようと改めて思った。

・・・即売会と割り切っているので各出版社のむせ返るほどのカラーが薄まっているのはやはり忍びないのだが、イベントとしては成功しているのかなとは思う。しかし即売を頑なにやらない新潮社や文藝春秋、デジコンブースのGoogle Bookも大盛況であったのだから仕掛け方ひとつで客は呼べるに違いない。
まだ「活字離れ」を騒いでいる時代遅れが散見するが、この会場を見る分にはまだまだそんなことはない。盲目的に騒ぐ自称知識人たち(これが始末に負えない)はこういうところ見てから書いてほしい。学生がせっせと集めたデータを机上で弄ぶだけでは読み取れない、気持ちの部分の色濃く出るのが「文字・活字」の世界だ。だからどんなにWebが発達しても、デジタル化が進んでも活字や紙の本は廃れない。私は本の持つ魔力を信じる。

で、一般客にまぎれて買った本は以下のとおり(やっぱり買った)。
価格は定価ベース。

『かなり役立つ日本語ドリル』(問題な日本語番外)
 大修館書店 850円

『新版 日本史史料』
 吉川弘文館 670円

『is 総特集色』
 ポーラ文化研究所 1400円 (もらった香水がいい香りだ。)

『死海写本』 文庫クセジュ
 白水社 951円

『磁力と重力の発見』1 古代・中世
 みすず書房 2800円

『新農村への提言 供戞ゝ榾楙鎔戝作集47
『林道と山村社会』 宮本常一著作集48
 未来社 各3800円

トータル1万4271円・・・明らかに使いすぎだ!
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メモ
かわいい女

論語

大尉の娘

メトロミニッツ 嗜好 明治屋
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三たび彼が立ち上がる
河出書房新社 創業120周年記念企画
【世界文学全集】 全24巻

全集版元が沈黙する中、久々の企画なんだけど盛り上がらないね。
盛り上がらない理由はいろいろあると思うのですがとにかく話題にならない・・・アピール不足が否めないわけなのでなんかしたほうがいい。たとえば全巻一時払い特価で購入した読者の中から抽籤で5名に「池澤夏樹と、世界文学全集の舞台回っちゃおっ」とかどうでしょう。ペアだと各自で盛り上がるので5名さまとしておいた。

装丁が子供の積み木みたいな色で、微妙に定番がはずされてキワモノっぽい匂いがして
(それはおもしろくて好きなのだが)いながら本当のキワモノもないという中途半端さ!
もどうか。狙いは『ちくま文学の森』だったのかしら?。
最大の謎はいまなぜ、池澤夏樹なのか。ほかに誰かいなかったのかよ〜。一人が選ぶのって流行なのか?文化勲章を辞退しておきながら尻尾を振ってノーベル文学賞に飛びついたくせにまだ日本国籍の大江個人文学賞とかさ。それともみすずの『読書癖』の流れか。丸谷才一をもう少し上手に誘えば良かったのに。

それでも紹介する各巻のラインナップは以下のとおり。

【第I集】全12巻(2007年11月〜2008年11月)
1 オン・ザ・ロード(ケルアック)・・・新訳
2 楽園への道(バルガス=リョサ)・・・初訳
3 存在の耐えられない軽さ(クンデラ)・・・新訳
4 太平洋の防波堤/愛人(デュラス)
  悲しみよこんにちは(サガン)
5 巨匠とマルガリータ(ブルガーコフ)・・・全面改訳
6 暗夜(残雪)・・・初訳
  戦争の悲しみ(バオ・ニン)
7 ハワーズ・エンド(フォースター)
8 アフリカの日々(ディネーセン)
  やし酒飲み(チュツオーラ)
9 アブロサム、アブロサム!(フォークナー)
10 アデン、アラビア(ニザン)・・・新訳
  名誉の戦場(ルオー)
11 鉄の時代(クッツェー)・・・初訳
12 アルトゥーロの島(モランテ)・・・新訳
  モンテ・フェルモの丘の家(ギンズブルク)

【第II集】全12巻(2009年1月〜2009年12月)
1 灯台へ(ウルフ)・・・新訳
  サルガッソーの広い海(リース)
2 失踪者(カフカ)
  カッサンドラ(ヴォルフ)
3 マイトレイ(エリアーデ)
  庭、灰(キシュ)・・・初訳
4 アメリカの鳥(マッカーシー)・・・新訳
5 クーデタ(アップダイク)
6 軽蔑(モラヴィア)
  見えない都市(カルヴィーノ)
7 精霊たちの家(アジェンデ)
8 パタゴニア(チャトウィン)
  老いぼれグリンゴ(フエンテス)
9 フライデーあるいは太平洋の冥界(トゥルニエ)
  黄金探索者(ル・クレジオ)
10 賜物(ナボコフ)・・・新訳
11 ヴァインランド(ピンチョン)
12 ブリキの太鼓(グラス)・・・新訳

やっぱり心配。
だって、売れなかったら河出書房新新社になっちゃう。
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数字の見方特訓中

子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?
税込価格 : ¥1,575 (本体 : ¥1,500)
出版 : ダイヤモンド社
ISBN : 4-478-47088-X
ビジネスストーリー仕立てで決算書の読み方やキャッシュフロー経営のしくみなどを解説している。決算書の読み方とか数字の羅列で気を失いかけた人には(ボクか!)好著。『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』同様入門書として読める。やさしいことを難しく、難しいことをさらに難しく書くのは岩波一社がやっていればいい。本来は難しいことをやさしく書けることが解説するということなのだ。


根の上のバイオリン弾き
ショラム・アレイヘム著
南川 貞治訳
税込価格 : ¥588 (本体 : ¥560)
出版 : 早川書房
ISBN : 4-15-040044-X
帝政ロシア末期のウクライナの牛乳屋テヴィエと七人の娘の物語。まさにロシア革命前夜の話らしいが読んでないのでまた今度。


たしが・棄てた・女 (講談社文庫)
遠藤 周作〔著〕
出版 : 講談社
ISBN : 4-06-131141-7
最近図書館の「件名問題」で取りざたされた癩病を題材にした悲劇的恋愛小説。
癩病→ハンセン病、障害者→障がい者(もはや意味不明)、痴呆症→認知症・・・特に認知症のように言葉がなんら意味をなさない(認知する症状か?)ようでは内容がうまく伝わらない。穏やかに波風を立てないように口先だけ思いやりで言葉を骨抜きにして安心している自称知識人が多すぎる。言葉は使う人の意思によって意味をなす。彼らは自らが差別していることを公にして恥じないのである。


旅新八景(講談社大衆文学館)
長谷川 伸〔著〕
出版:講談社
発行年月:1995.3
税込価格:¥816 (本体:777)
エリマキトカゲのごとく颯爽と現れ轟沈していった大衆文学館だが、書店で並べているときは本当に売れなかった。モノはいいのだがどの書店でも大衆文学館は吉川英治や山岡荘八歴史文庫の横か春陽堂文庫に類して置かれていた。当時は買う事もなかったのだがまさに「なくてぞひとの」であり最近では見つけては買うことにしている。
これは出版社の帰り道に原宿のブックオフにて発見。美本で100円でありました。
うひょひょひょひょ〜
本のはなし / comments(1) / - / ぱんた /
古都鎌倉は名作の舞台となるか
W前日なのでさっさと帰りたい。中日に休めないこと自体日ごろ計画的に仕事をしていなかった証拠でもあってハズカチイ。ハナ息荒くルーチンワークを片っ端からやっつけるために、昼飯も食べずに仕事をしていると家から電話が。どうした?誰か死んだか?
「(大声で)ちゃお買ってきて!」
太郎!(8歳娘)、てめー仕事中だろ!と怒ってはみたが買って帰らないと会社と同じく家でも干されてしまうのでそそくさと池袋の旭屋に行く。
 自分も本屋だけどゆえにほかの本屋に行くのは楽しい。良くも悪くも刺激になる。そして何かしら買ってしまう。前は自分のところで買っていたけれども現在は買うことはない。こと本に関しては自分の店で買うのはなんとなくきまり悪いし、ボクが買わなくても売り上げにはさほど影響は無いので、できるだけ外の自分の好きな本屋で買うことにしている。


海街diary 1  蝉時雨のやむ頃
税込価格 : ¥530 (本体 : ¥505)
出版 : 小学館
ISBN : 4-09-167025-3
発行年月 : 2007.4
久々(だよね?)の吉田秋生の作品はやはり鎌倉が舞台だった。単行本派なので連載中はまったく読まない(というか、連載を知らない)ので楽しみも一入である。
鎌倉は以前近所に住んでいたので毎週のように遊びに行った。入り組んだ路地、急な坂道、繁草の向こうに見える古寺、江ノ電、おしゃれな小店、海とキーワードに事欠かない場所だが行くといつも思うことがある。それは「彼らは観光客を歓迎していない」ことだ。小町通りやお土産屋は別だし住宅地にもお店は建っているし、道を聞けば丁寧に教えていただける土地柄は決して排他的では無いのだが、路地や、古寺に隣接する民家の雰囲気を見てそう思わないではいられない。彼らは無言で鎌倉=観光地のうわっついた雰囲気に抵抗しているのではないかと思う。それだけ土地に愛着があるのだ。
作品はなかなか。三姉妹+末っ子の今後が楽しみ。他の作品ともリンクしているので登場人物が微妙に被るのもファンにはうれしい。しかしまぁだんだん絵がかわいくなってきたね。あと、もっと読みたい。はやく次を!もっと秋生を!ってお前はゲーテか。


入門!論理学 (中公新書)
税込価格 : ¥777 (本体 : ¥740)
出版 : 中央公論新社
サイズ : 新書 / 250p
ISBN : 4-12-101862-1
発行年月 : 2006.9
論理トレーニング』の著者のお手軽新書。倫理とか論理というと中身を聞く前から「うへへぇぇぇ」と町人のようにひれ伏してしまいがちだが、こういう入門書を読むと町人の身近に感じられてくるから不思議だ。
【演繹法】
前提1:花子はいつもA店かB店で買い物をする。
前提2:花子は商品Pを買うときには必ず商品Qも買う。
前提3:ある日花子は商品Pを買った。
前提4:この日花子はA店には行かなかった。
結論 :この日花子はB店で商品Qを買った。
・・・どうだっていいじゃねぇか、勝手に好きなものを買え!などと鼻息を荒くしてはいけない。なにしろ論理学じゃ。冷静にな。

じゃ、次はどうか。
前提1:フグの肝臓にはテトロドトキシンが含まれている。
前提2:フグにはテトロドトキシン以外の毒は見出されていない。
結論 :だから肝臓を取り除いて食べれば、フグも安全である。
・・・ン、ン、ン、ン、ン?!これじゃ死ぬぜ。
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夢を与える人、与えられる人
夢を与える
夢を与える
posted with 簡単リンクくん at 2007. 4.30
綿矢 りさ著河出書房新社 (2007.2)通常24時間以内に発送します。

インストール』・『蹴りたい背中』で同時代の作家の中で圧倒的な力を発揮している綿矢りさの3作目。チャイルドモデルからアイドルへ転身して、ファンに夢を与え続けた少女の話。
なーんて通り一遍のことしか書けないのかと言うとまだ読んでいないからに他ならない。ゴメン。
表紙の憂いを含んだ俯き加減の女の子は夢子(ユメコ)というそうな。ハーフの子供を多く集めた(そうでない子もいるが)モデル事務所に所属している。なるほどそういった商売があるのねとか違ったところで感心する。
最初は華恵かと思った。あいつの鼻と字は好きではない。

私小説という人生
秋山 駿著新潮社 (2006.12)通常24時間以内に発送します。

本の小説・・・特に近代の私小説は病気か女に振られたことを書いておけばそれが作品であった(それに貧乏を加えるとプロレタリア文学になる)。田山花袋、岩野泡鳴、長谷川二葉亭(四迷)、一葉、藤村、正宗白鳥(長生きだけが取り柄ジジイ)とよくもまぁ揃いもそろってクセのある作家ばかりをあつめたものだ。匂いをかいだり、二股かけたり、姪っ子に手を出したり、長生きだったりするわけだが、とにかく自分の生活を書くことこそこれ小説であり芸術の人たちばかりなので小説=人生=ドラマと考えればこんな読み解きの本が面白くないわけが無い。上記6人の作品は岩波文庫、講談社文芸文庫、ちょっとした古書店で容易に手に入るので読んでみて。
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グラシン紙でカバー
いつものとおり、積読はあまり減ってません。
それどころかむしろ、増えてすらいます。増殖させているのは無論ボクであります。
先日職場で自分が死んだら本はどうなるかという話になり、圧倒的に「家族に捨てられる(売られる)だろう」という結論に達しました。どこの家でもそうなんだねぇと言うことで話は終わったのですが、ほかの家は自分たちが捨てる側であるということが根本的に違うことに彼・彼女らはわかっていません。


カバーの無い本で傷みそうな本から順にグラシン紙でカバーをかけています。
グラシン紙とは、古書店で初版本などにかけているあの半透明の紙。別名ぶーぶー紙のことです。こいつは薄いくせして湿気、油、日光など本の大敵にめっぽう強い。しかも1枚42円(1メートル四方)と安い。文庫本だと1枚から大体16枚取れます。


壮大な時間の浪費(結構紙が紙だけに1冊に時間がかかる)・・・村上春樹的に言えばブルックナーのシンフォニーを聴くようなこと。ボクから言えば最近の村上春樹の小説を読むようなものです。


カット


カット


ここからがカバー本番。やり方は本屋と同じ。下折って、


本を置いて、


上折って、


出来上がり。


本棚に入れると本が映える!もう、見ているだけでイッちゃいそう。


新しい仲間。『高見順日記』 勁草書房刊 全8巻9冊。
池袋の西口古書市で購入。重いのをぶら下げて帰ってきましたことよ。

幸せ。
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